私のキムチの話、ヤバすぎる
ドバイのクラブにいたんだけど、別にたいしたことはなくて、ただ雰囲気が良いだけだった。友だちが肩を叩いて「なあ、あっちにいるのがキムチだよ。オーラ見て」って言う。見たら、そいつは一人でテーブルに座ってて、飲んでるわけでもなく、ただスマホを見つめてる。女もいない、友だちもいない。いるのはそいつと、開けてもない水のボトルだけ。
こっちが行って自己紹介した。そいつは感じがいい。めちゃくちゃ静かで、あまり話さない。会話しようとしても、スマホをスクロールしながら一言回答してくる。失礼って感じじゃなくて、ただ本当に話す気がない。気にしてない。
そしたら会話の途中でそいつが立ち上がった。「じゃあな」とか「戻るよ」とかは一切言わずに、出口のほうへ歩いていく。俺はそこで座ったまま「はい、会話終わったな」と思った。
それで気づいたんだけど、スマホがまだテーブルの上にある。画面を上にして、ロック解除されたまま。
スマホの下を見たら、そいつの財布だ。$100M+。クラブのど真ん中で、ロック解除されたスマホの上にただ置かれてる。9桁のポートフォリオをテーブルに開きっぱなしにして、忘れたコップの水みたいな感覚で出ていった。
俺はそのスマホを赤ちゃんみたいに守ってた。5分。10分。15分。戻ってこない。誰も取りに来ない。こいつ、クラブでロック解除した9桁のポート
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