ある秀才が三度目の京への試験に向かい、宿屋に泊まった。試験の前に三つの夢を見た。最初の夢は、壁の上に白菜を植えている夢だった。二つ目の夢は、雨の日に傘をさしながら笠をかぶっている夢だった。三つ目の夢は、心から愛する従妹と一緒に横たわっている夢だったが、背を向け合っていた。これら三つの夢には深い意味があるように思えたので、翌日、秀才は急いで占い師のところへ行き、夢の解釈を頼んだ。占い師は聞くと、太鼓を叩きながら言った。「やめて帰ったほうがいい。考えてみろ。高い壁の上に野菜を植えるのは無駄だろう。笠をかぶり傘をさすのも無駄だ。従妹と一緒にベッドに横たわっているのに、背を向け合っているのは、望みが薄いということだろう。」秀才はそれを聞いて、心が折れ、宿に戻って荷物をまとめ、帰る準備をした。店の主人は非常に不思議に思い、「明日は試験なのに、どうして今日は帰郷するのか」と尋ねた。秀才はこう言った。すると店の主人は笑いながら言った。「おお、私も夢占いができるぞ。私はむしろ、今回は残るべきだと思う。考えてみろ、壁の上に野菜を植えるのは、まさに成功の兆しだ。笠をかぶり傘をさすのは、備えあれば憂いなしの証拠だ。従妹と背を向けて横たわっているのは、あなたの逆転の時が来たということだ。」秀才はそれを聞いて、ますます自信を持ち、気力を振り絞って試験に臨み、見事に探花(トップの成績)を獲得した。

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