パキスタン、国家金融インフラとしてのビットコイン推進へ、規制枠組みの構築が正式に開始

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Source: TokenPost Original Title: パキスタン、ビットコイン(BTC)を国家金融インフラとして採用推進…規制整備本格化 Original Link: パキスタンはビットコイン(BTC)とデジタル資産を、24億人の新しい金融システムの核心インフラとして位置付けている。この発言はアブダビで開催されたビットコインMENAカンファレンスで出たもので、パキスタンが暗号資産市場を公式の規制システムに組み込もうとする動きに勢いがついていることを示している。

ビラル・ビン・サキップ・パキスタン仮想資産規制庁(PVARA)の長は、当日のラウンドテーブルディスカッションで「ビットコインとデジタル資産、ブロックチェーンを単なる投機手段ではなく、新しい金融インフラとして見ている」と述べた。彼は「従来の経済モデルをこれ以上信頼できない」とし、「グローバルサウスのための新しい金融基盤としてこれらの技術を見なければならない」と強調した。

サキップ長は、ブロックチェーン及び暗号資産担当の内閣特別補佐官を務めた人物で、現在は規制当局の長として活動中だ。彼は「パキスタンは世界で最も大きな未規制の暗号資産市場の一つだ」と述べ、「これを合法的かつ投資に優しいエコシステムに転換することが我々の課題だ」と語った。

今回の発言は、中東地域でデジタル資産への関心が高まる中、パキスタンが制度的枠組みに本格的に取り組み始めていることを示唆している。規制の空白が長く指摘されてきたため、今後の政策の方向性とスピード次第では、パキスタン内の暗号資産投資環境は大きく変わる可能性がある。

市場解釈

パキスタン政府がビットコインを国家金融インフラとして認識し始めたことで、新興国の暗号資産受容の動きに注目する必要がある。ビットコインとデジタル資産は単なる投資手段を超え、「金融システムの再設計ツール」として浮上している。

戦略ポイント

規制導入初期段階のパキスタン市場は、今後外資の流入やグローバル取引所の進出拠点として活用される可能性がある。特に、中東-南アジアをつなぐデジタル資産ハブの形成の可能性も開かれている。

用語整理

PVARA: Pakistan Virtual Asset Regulatory Authorityの略称で、パキスタンの仮想資産に関する規制当局を意味する。

グローバルサウス(Global South): 主に開発途上国が位置する南半球の国々を指す用語。

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