#特朗普加密新政 **イーサリアム週足観察：2935付近での攻防**

まず結論から——$ETH 今回2673からの反発はなかなか興味深い。最高値は2986まで上昇し、現在は2935付近で何度ももみ合っている。出来高は序盤で増加しており、資金が流入していることを示しているが、直近の数本は出来高が減少しているK線なので、短期的な勢いの消耗には注意が必要。

MACDはゼロライン上でゴールデンクロス、DIFとDEAも開いており、テクニカル的には強気優勢。ただし2920のポイントは要注目で、MA(30)と重なっており、生命線ともいえる。ここを割ると2800までの調整もあり得る。上値は3000が大きな壁で、心理的な節目かつ以前の高出来高エリアなので一筋縄ではいかない。

**ファンダメンタルズにも材料あり**

EUではMiCA規制が正式に施行され、スペインなどでライセンス発給が始まり、機関投資家の参入ルートがよりスムーズになっている。イーサリアムのLayer2エコシステムも継続的に拡大し、オンチェーンのアクティビティが目に見えて上昇しており、これは長期的には価格の追い風となる。

ただし過度な楽観は禁物——FRBの政策は依然として不安定であり、米国株のテック株も相場を左右しやすいので、短期的なセンチメントはこれら要因に左右されやすい。

**トレード戦略は？**

堅実派は2920付近までの押し目を待ってロングを狙い、ポジションは軽めに。3000をしっかり突破してから買い増し、ターゲットは3150～3200（フィボナッチエクステンション）。アグレッシブな短期トレーダーは、2900を割って戻りが弱ければ軽めのショートで2800狙いも検討可能。

ストップロスは厳守——2880を下抜けたら即カット。週足レベルのボラティリティが大きいため、ハイレバは厳禁。全体としては押し目買い中心、3000の出来高ブレイクが大きな鍵。