ロシア中央銀行が暗号資産市場を完全にコントロールするシナリオが現実味を帯びてきた。先月のロシア下院の動きを見ると、デジタル通貨規制に関する法案が第一読会を通過したらしい。これまでグレーゾーンだったロシアの暗号資産がついに合法化される方向に動いている。



ただし注目すべきは、ロシア中央銀行が規制の全権を握るという点だ。ライセンス発行から取引の承認・禁止まで、事実上のゲートキーパーになる。個人的には、これは各国の規制当局が暗号資産市場をどう統制するかの一つのモデルケースになりそうだと感じている。

ルーブルが唯一の法定通貨という立場は揺るがないが、企業は制裁下でも外国貿易の決済に暗号資産を使える。つまり、政治的な背景もあって、ロシアは暗号資産を戦略的に活用する意図が見え隠れしている。

一般向けには2026年7月1日までにロシア中央銀行の認可を受けた仲介業者を通じて購入可能になる予定だ。ただし誰もが自由に買えるわけではなく、非適格投資家は試験合格が必須で、年間購入限度額も設定される(中央銀行案では約4000ドル相当)。取引対象も時価総額5兆ルーブル以上、1日の取引量1兆ルーブル以上、5年以上の取引履歴がある銘柄に限定されるから、ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、BNB、トロンといった主要銘柄が対象になる可能性が高い。

違反時の罰則も厳しく設定されていて、最高100万ルーブル(約13000ドル)の罰金と7年の懲役が科される。ロシア中央銀行が本気で市場をコントロールしようとしているのが伝わってくる。今後、他国の規制当局も同様のアプローチを検討し始めるかもしれない。
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