Michael Saylor が率いる Strategy(旧 MicroStrategy)は 4 月 13 日、再び大規模にビットコインを買い増したことを発表した。約 10 億ドルで 13,927 枚の BTC を購入し、平均購入価格は約 71,902 ドル。4 月 12 日時点で、Strategy の総保有量は 780,897 枚のビットコインに達しており、総コストは約 590.2 億ドル、平均価格は約 75,577 ドル。
10 億ドル追加のタイミング
今回の買い入れは、米イラン交渉の決裂後、トランプがホルムズ海峡の封鎖を発表した後の市場の調整局面で発生した。ビットコインは 73,000 ドルから 71,000 ドル付近へ下落し、原油価格は 102 ドルを超えて急騰、世界のリスク資産には圧力がかかった。多くの機関がヘッジに動く局面で、Strategy は逆風をものともせず増口した。
Saylor は同時に、2026 年以降の BTC リターン(BTC Yield)を 5.6% と公表した。BTC Yield は Strategy が自社で作った指標で、企業の 1 株当たりに対応するビットコインの数量増加率を測るものだ。実質的には、継続的に BTC を買い続けることで、株式のほかのあらゆる指標を希薄化することである。
780,897 枚 BTC:世界最大の企業保有者
Strategy が現在保有しているビットコインは、流通供給の約 3.7% に相当する。現在の約 71,000 ドルの市場価格で計算すると、保有分の時価総額は約 554 億ドル。590 億ドルのコスト基準に対して、帳簿上の損失は約 36 億ドル(平均 75,577 対 現価 ~71,000)。
指標 数値 本回購入 13,927 BTC(~10 億ドル) 本回平均 $71,902 総保有 780,897 BTC 総コスト ~$590.2 億 全体平均 $75,577 2026 YTD BTC Yield 5.6%
Strategy の買い入れ戦略:買って売らない
2020 年に初めてビットコインを買い入れて以来、Strategy は BTC を 1 枚も売却したことがない。同社は転換社債、優先株(STRC)、ATM による株式の増発などの手段で資金を継続的に調達し、ビットコインの購入を続けている。Saylor の中核的な論点は、ビットコインは「デジタル資本」であり、長期的な値上がりの可能性は従来の資産を大きく上回るというものだ。
ビットコインの半減後、年インフレ率が 0.85% へ低下した状況のもとで、Strategy の戦略の本質は、法定通貨の負債と引き換えに、供給が継続的に縮小していく資産を手に入れることにある。ビットコインの長期価格が、その加重平均コストを上回る限り、この戦略は正のリターンを生み出す。
市場の反応とリスク
Strategy の継続的な買い入れは、市場に安定した需要の下支えを提供する一方で、集中度リスクももたらす。約 78 万枚の BTC が単一の実体によって掌握されているため、その実体が債務の圧力により売却を余儀なくされれば、市場に大きな衝撃を与える可能性がある。現時点での Strategy の平均価格(75,577)は市場価格(~71,000)より高く、帳簿上の損失は約 6%――まだ許容範囲内ではあるが、ビットコインがさらに下落して 60,000 ドルを下回れば、同社の財務上の圧力は顕著に増大する。
この記事は、Strategy が 10 億ドルを追加で投じて約 1.4 万枚のビットコインを買い入れ、総保有量が 78 万枚に迫ったことを受けて、最初に 鏈新聞 ABMedia に掲載された。
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