昔の市場データをいろいろ掘り返していると、当時、ヨーロッパが大変だった時期にトレーダーたちがどのようにポジションを取っていたかについて、興味深い事実に気づきました。経済シグナルが弱さをこれでもかと言うほど叫んでいて、地政学的な緊張も高まっている中、多くの人がヨーロッパをショートする方法を探していました。通貨は暴落し、成長は失速し、企業の決算もひどい内容に見えました。全体としてかなり厳しい見通しでした。



実際、この取引のために逆に動くETF(インバースETF)の選択肢はいくつか出回っていました。EURZは、FTSE Europe指数に対して3倍レバレッジをかける攻めの選択肢でしたが、取引はかなり細めでした。EUFXは、ユーロをドルに対して直接追随するもので、シンプルで分かりやすい設計です。さらに、ユーロに2倍レバレッジをかけたEUOもあり、こちらのほうが取引量に優れていました。DRRも別のダブルショートの選択肢でした。これらはいずれも、ヨーロッパが下落を続けるなら利益を得られるように設計されていました。

ただし、これらの「ヨーロッパをショートするETF」商品は、かなりのボラティリティがあり、毎日のリバランスが長期的なリターンをかき乱す可能性がありました。実際のところ、それらは、短期的な下落を見込んで賭けるトレーダーのためのツールであって、買い持ちの(長期保有の)考え方には向いていません。振り返ると、インバースETFは特定の相場判断に対して鋭く使うべき道具であり、一般的なポートフォリオ保護のためのものではない、という良い教訓になります。当時のヨーロッパをショートするETF取引で利益を出した人たちとは、実際に下落局面のタイミングを正しく掴んでいて、あまり長く保有しすぎなかった人たちです。おそらくこの手法を試した多くの個人投資家は、振り回されることになったでしょう。
原文表示
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • コメント
  • リポスト
  • 共有
コメント
コメントを追加
コメントを追加
コメントなし
  • ピン