人の一生で最も重要なのは時間です。「手段」と「目的」を取り違えないようにしましょう。

AIが注目を集めており、最近は小紅書でもAI関連の講座をよく見かけます。タイトルはほとんどが「〇〇資格取得」「35歳でAI業界に転職し高収入を目指す」といったものばかりです。

私は知識への投資（有料学習）を強く推奨していますし、以前の私なら迷わず自分に合った講座を探して受講していたでしょう。今ではこれを「戦術的な勤勉さ、戦略的な怠慢」と呼びたいと思います。

学ぶこと自体は間違っていません。しかし、もしあなたがずっと学び続けているだけで、それを決して収益化しないのであれば——
それは成長ではなく、ただの先延ばしです。

私の友人にweb3業界へ転職したい人がいます。フロントエンドからバックエンド、JavaからRust、アーキテクチャからコントラクトまで、狂ったように技術を学び続けています。しかし、なかなか就職や安定した協力の機会を得ることができません。

面白いことに、彼は以前は裁定取引で実際に稼ぐことができていたのに、その収益化できる手段を使わず、「就職」を唯一の道だと決めつけてしまっています。

もう一人の友人もWeb3業界で仕事を探そうとしていて、誰かが「修士号を取ったらどうか」とアドバイスしました。すると彼女は即答しました。「目的はお金を稼ぐことです。何十万円もかけて学位を取るなんてコストが高すぎます」——考え方が驚くほど明確です。

学ぶことはあくまで一つの手段であり、目的そのものではありません。努力を正しい方向に使うことこそが一番大切なのです。