米連邦準備制度理事会(FRB)は12月に利下げを実施する見通しですが、今回の緩和局面は“後押しが弱い”可能性があります。



12月の利下げが実現した後、“緩和サイクル”はブレーキがかかるかもしれません——この連続7回の利下げで金利は3.75%-4.0%まで下がり、中立金利の3%に“あと一歩”のところまできています。

さらに重要なのは、インフレ率がまだ3%にとどまっており、FRBの目標である2%にはほど遠いという点です。つまり、12月の利下げは“サイクル中後期の締めくくり”となる可能性が高く、2026年1月の会合で新たな動きはほぼ期待できません。次の利下げは少なくとも3月、場合によっては4月まで待つ必要があり、その間もインフレや雇用のデータ次第となります。

連続的な金融緩和で作られた相場は、金利が中立水準に近づき、インフレ目標が未達成の場合、“後押しが足りない”局面に入りやすくなります。来年の市場は“緩和の祝宴”から“データ検証”のボラティリティモードへと切り替わる懸念があり、寝ているだけで勝てるような状況ではなくなりそうです。
#十二月行情展望
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