最近、CZがまた発言して「ビットコインが新高値を更新する」と言い出しましたし、イーロン・マスクも珍しく公にBTCについて語り始めました。この2人は決して軽々しくプロモーションするようなタイプではありません。特にマスク氏には明確な特徴があります——決して事前に予測を表明せず、大勢が決まり、もはや逆転できないと判断した時だけ発言します。その理由は簡単で、彼はそもそも底値を拾うような動きをする必要がなく、既定路線のトレンドに乗ってひと押しし、市場の熱気を一気に盛り上げればそれで十分だからです。

主力にとって最も厄介なのは、こうしたテック業界のトップインフルエンサーが介入してくることです。彼らが関与すると、本来の相場サイクルが往々にしてさらに長引くことになります。ですから、こうした人々の動向こそが、実は大口資金の流れを示すバロメーターなのです。

さらに、CZの「まもなくさらに多くの歴史的新高値が来る」という発言を、単なるお決まりの発言だと思う人もいるかもしれません。しかし過去の記録を振り返ると、彼がこれまでに4回ビットコインの新高値を公に予想した後、BTCはいずれも主上昇波を迎えています：2020年12月、2024年12月、2025年6月、そして昨日2025年12月に再び発言。

正直に言うと、ビットコインが最も勢いづくのは、立ち上がり期や中盤ではなく、ブルマーケットの最終局面です。あるアナリストによれば、8万ドルを基準に計算すると、BTCにはさらに150%-200%の上昇余地があるそうです。過去2回のサイクルを振り返ると、上昇率はそれぞれ120%と70%でした。

ただしアルトコインは、必ずしもBTCが12万ドルに到達するまで待つ必要はありません。ビットコインが調整するたびに、実は資金が再配置される絶好のタイミングとなります。前回のサイクルでは、イーサリアムが1,400ドルから5,000ドルへ急騰したのは、ちょうどBTCが下落している最中に逆行して達成されました。こうした資金のローテーションのロジックは、毎回のブルマーケットで繰り返し起こっています。