Google Cloudは、2026年第2四半期の売上高が247.7億ドルとなり、前年同期比で82%増加したと報告した。営業利益は88.1億ドルに達し、2025年第2四半期の28.3億ドルの3倍を超えた。独自のTPUチップ、Geminiモデル、クラウドインフラを組み合わせる垂直統合戦略により、外部調達コストが削減され、利益率が改善した。5年前の2021年、Google Cloudは年間約190億ドルの売上高を生み出す一方で、約30億ドルの営業損失を計上していたが、現在ではAlphabetの利益成長を支える主要部門へと変貌を遂げた。
Google Cloudの2026年第2四半期の売上高と利益の実績
Google Cloudの2026年第2四半期の売上高247.7億ドルは、年率換算で約990億ドルに相当する。同四半期の営業利益88.1億ドルは、年率換算で約350億ドルとなる。売上高の前年同期比82%増と、営業利益が3倍を超えたことは、5年前の2021年における同部門の業績と著しい対照をなしている。当時の年間売上高は約190億ドルで、約30億ドルの営業損失を計上していた。
垂直統合戦略が外部コストを削減
Alphabetの垂直統合アプローチは、TPUチップ、Geminiモデル、独自のクラウドインフラという3つの要素を中心としている。これまで社内利用に限定されていたTPUハードウェアは、2026年第2四半期に顧客のデータセンター向けに販売が開始され、当四半期から売上計上が始まった。第2四半期にGemini APIが処理したトークン数は1分あたり約220億で、前四半期の1分あたり160億から増加した。利益率の改善は値上げではなく、インフラの内製化によって実現した。統合されたスタックにより、外部サプライヤーへの依存度が低下したためである。
Alphabet、2026年の設備投資見通しを2,050億ドルに引き上げ
Alphabetは、2026年の設備投資計画を2,050億ドルに引き上げた。同社のクラウド受注残は5,140億ドルに達し、390%増加したが、売上計上のペースは利用可能なキャパシティに左右される。2,050億ドルの設備投資額は、時間の経過とともに減価償却費として計上される。持続的な利益成長は、受注残が認識売上高へ転換されるペースにかかっている。
よくある質問
Google Cloudの2026年第2四半期の売上高と営業利益はいくらだったか?
Google Cloudは、2026年第2四半期の売上高が247.7億ドルで前年同期比82%増となり、営業利益が88.1億ドルで、2025年第2四半期の28.3億ドルの3倍を超えたと報告した。
Google Cloudの垂直統合戦略は利益率にどのような影響を与えたか?
利益率の改善は、独自のTPUチップ、Geminiモデル、クラウドインフラを組み合わせたインフラの内製化によってもたらされた。値上げに頼るのではなく、外部調達コストを削減したためである。